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投稿日:2026年2月26日更新日:2026年2月26日
投稿日:2026/2/26更新日:2026/2/26

地震や老朽化によるブロック塀の倒壊事故がニュースになるたび、「我が家の塀は大丈夫だろうか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。その安全性を左右する大きな鍵となるのが「控え壁」です。
本記事では、ブロック塀の安全基準において欠かせない「控え壁」について、定義・役割や建築基準法に基づく設置基準などを分かりやすく解説します。

控え壁とは、ブロック塀の安定性を高めるために、塀本体に対して垂直(直角)方向に突き出す形で設置される補助的な壁のことです。
控え壁は、メインの塀を横から支えることで、T字型やL字型の構造を作り出し、全体の強度を飛躍的に向上させます。
・転倒防止(耐震性の向上):地震の揺れや強い風圧を受けた際、塀が前後に倒れるのを防ぎます。
・強度の補強:塀全体の剛性を高め、ブロックのひび割れや歪みを抑制します。
・安全性の確保:万が一、塀が劣化しても、控え壁があることで急激な全壊を防ぎます。
ブロック塀は、横方向には非常に長い構造物ですが、厚みはわずか10cm~15cm程度しかありません。
1.面外方向への抵抗:ブロック塀は自重があるため垂直方向の力には強いですが、横から押される力(面外方向)には極めて脆弱です。
2.地震エネルギーの分散:地震の揺れが発生した際、控え壁があることで揺れのエネルギーを前後の支えで受け止め、塀がポッキリと折れるのを防ぎます。
3.風圧への対策:台風などの強風時、広い面積を持つ塀は帆船の帆のように風を受けます。この風圧による転倒を防ぐのも控え壁の役割です。

日本の住宅街でよく見かけるブロック塀ですが、建築基準法によって厳格な高さ制限が設けられています。
現在の建築基準法施工令では、補強コンクリートブロック造の塀の高さは「2.2m以下」と定められています。これを超える高さのブロック塀を建てることはできません。
また、高さが1.2mを超える場合には、今回解説する「控え壁」の設置が義務付けられています。
ブロック塀に高さ制限があるのは、主に地震や強風時の倒壊による危険を防止するためです。
・凶器となる重量:コンクリートブロックは1個あたり約10kg~15kgあります。2mを超える塀が倒れてきた場合、その衝撃は数トンに及び、人間の力で避けることは不可能です。
・倒壊スピードの速さ:背が高い塀ほど、倒れ始めた瞬間の加速が増し、避ける余裕を与えません。
重量のあるコンクリートブロックは高く積むほど不安定になり、倒壊時に通行人や周辺住宅へ重大な被害を及ぼす危険性があるため、建築基準法で厳格な安全基準が定められています。

「見た目がスッキリしないから」「場所を取るから」という理由で控え壁を設置したくないと考える方も少なくありません。ですが、控え壁がない状態のブロック塀は、いわば支えなしで立っている薄い板と同じです。
地震大国である日本において、震度5強以上の地震はどこで起きても不思議ではありません。控え壁のない塀は、大きな揺れに対して板のようにしなって耐えることができず、根元からボッキリと折れてしまいます。
1個約10kg~15kgもあるコンクリートブロックが積み重なった塀は、想像以上の重量物です。2mを超える高さからこの重量が崩れ落ちてくれば、通行人が下敷きになる恐れがあり、非常に危険です。
また、塀が道路側に倒れた場合、歩行者を下敷きにするだけでなく、救急車や消防車などの緊急車両の通行を妨げる道路閉塞の原因にもなります。
控え壁のない高い塀は「凶器」に変わり得るという認識を持つ必要があります。
もし、ご自身の所有するブロック塀が倒壊し、他人に怪我をさせたり他人の財産(家や車など)を壊したりした場合、たとえ地震という天災が原因であっても、所有者は損害賠償責任を負わなければなりません。
建築基準法を守っていない(控え壁がない等)状態では、「地震が大きすぎたから仕方がなかった」は通用せず、多額の賠償金を支払う義務が生じます。

控え壁の設置には、具体的な数値基準があります。ご自宅の塀が以下の基準を満たしているか、表で確認してみましょう。
| 項目 | 設置基準の内容 |
| 塀の高さ | 最大2.2m以下 |
| 控え壁が必要な高さ | 塀の高さが1.2mを超える場合 |
| 控え壁の間隔 | 長さ3.4m以内ごとに設置 |
| 控え壁の突出寸法 | 塀の高さの1/5以上(例:高さ2mなら40cm以上) |
| 壁の厚さ | 塀の高さが2m以下の場合は10cm以上、2m超は15cm以上 |
| 基礎の根入れ | 塀の高さに関わらず30cm以上の深さが必要 |
注意点:旧耐震基準と現行の基準は若干異なります。古い塀の場合は、現在の基準に適合していても、内部の鉄筋が腐食しているケースが多いため、専門家による点検を推奨します。

「自分の家の塀を確認したら、控え壁がなかった!」という場合、どのような対策をとるべきでしょうか。具体的な対策は、主に3つあります。
既存の塀に対して、新しく控え壁を増設するリフォームです。
ただし、単にブロックを横に積むだけでは意味がありません。既存の塀の内部鉄筋と、新しい控え壁の鉄筋を強固に連結し、基礎も一体化させる必要があります。
コンクリートブロックで控え壁を作ると、どうしても場所を取ります。これを解決するのが、フィットパワーなどの鋼製補強材を使用する方法です。コンクリートの控え壁よりも省スペースで設置でき、工期も短縮できます。見た目もスタイリッシュで、後付け完が少ないです。
ブロック塀を解体するか、上部を数段取り除いて、軽くて丈夫なアルミフェンスを建てる方法です。
フェンスは軽量なため、万が一倒壊した場合でもリスクが軽減されます。また、デザイン性が高く、風通しも良くなります。
塀の高さや控え壁の有無は目で見て分かりますが、内部の鉄筋の状態などは外からではわからない部分です。不安な方やご自身での判断が難しい場合は、一級建築士やブロック塀診断士などの専門業者に依頼し、鉄筋が錆びていないか、基礎がしっかりしているかなどブロック塀の状態を精密に診断してもらいましょう。

①スペースの占有:庭や駐車場側に40cm~50cm突き出すため、車の駐車がしにくくなったり、通路が狭くなったりします。
②見た目(意匠性):壁から出っ張りがあるため、スッキリとした外観を損なうと感じる方が多いです。
③デッドスペースの発生:控え壁の角にゴミが溜まりやすかったり、掃除がしにくかったりします。
「控え壁を作りたくない、でも目隠しはしたい」という方には、下部2~3段だけをブロックにし、低いブロック塀の上に目隠しフェンスを設置するという手法が人気です。
外から家の中が見えやすい場合や、庭やテラスなどのプライバシースペースを守りたい場合などにもおすすめです。
最後に、エクスショップで取り扱っている外構フェンスをご紹介します。ブロック塀からフェンスへの交換や、ブロック塀の上へのフェンス設置をお考えの方はぜひご参考になさってください。
フェンスABシリーズは、多彩なデザイン展開でどんな住宅スタイルにも美しく調和します。しっかりと目隠しできるタイプや採光できるタイプなど、目的に合わせてお選びいただけます。高い耐風圧強度も備えており、安心してお使いいただけるフェンスです。
ルシアスフェンスは、上質で美しいデザインが魅力です。格子や目隠し、ルーバータイプに加え、採光パネルを組み合わせたデザインなど、意匠性の高いラインナップが揃っています。
ミエーネフェンスは、実用的かつデザイン性に富んだ、コストパフォーマンス抜群のフェンスです。目隠し率100%の完全目隠しタイプで、プライバシーをしっかりと確保します。

控え壁は、単なる「ブロックの出っ張り」ではありません。私たちの命や財産を守るための重要な構造です。
現在の日本において、古いまま放置されたブロック塀は「潜在的なリスク」として厳しく見られています。まずは、ご自身で以下の3点をチェックしてみてください。ひとつでも不安な点があれば、それはリフォームのサインです。
1.塀の高さが1.2mを超えていないか?
2.塀の高さが1.2mを超えている場合、長さ3.4m以内に控え壁があるか?
3.塀に「ひび割れ」や「傾き」はないか?
もしブロック塀からフェンスへの交換をお考えでしたら、お気軽にエクスショップへご相談ください。現地調査・お見積もりは無料で承っております。
この記事をきっかけに、ぜひ一度お庭の安全を見直してみてください。
この記事に関するお問い合わせ・ご質問は、お気軽にお問い合わせください。
この記事へ質問するよくあるご質問
フェンスについての質問なのですが、 見積もりでは3枚からの注文となっていますが、2枚以下の注文は可能ですか?
【商品カテゴリ >フェンス・柵・塀】(ご質問No.28909)
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ホームページに掲載されている商品以外も取り扱っていますか?
【商品カテゴリ >その他商品、オプション等】(ご質問No.702)
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施工品質やアフターケア、保証内容はどうなっていますか?
【ご利用方法について >保証内容について】(ご質問No.697)
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実際の請求金額がオンライン見積もりの金額と大きく違ったりしませんか?
【ご利用方法について >お見積りの内容について】(ご質問No.709)
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エクスショップの評判を教えてください。
【ご利用方法について >その他のご質問】(ご質問No.17043)
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