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鹿威し・手水鉢・蹲…伝統的な和のエクステリア【イエソトブログ】

神社や寺などの日本庭園で目にする石や竹でできた伝統的な和のエクステリア。見たことはあっても、名称や用途がよく分からないという方も多いのでは?日本庭園には見た目に美しいだけでなく、昔からの知恵や実用性を備えたものが多く配置されています。【イエソト広報・中尾】

◆鹿威し(ししおどし)

元々、作物を荒らす鹿やイノシシ、鳥などを追い払うための仕掛け。竹筒の中に水がたまるとその重みで傾き、水がこぼれた後に戻る反動で石に当たり、音がなる仕組みです。風流な佇まいやその音の美しさから、本来の目的とは離れ日本庭園に取り入れられるようになりました。

日本庭園や料亭などで目にする鹿威し(ししおどし)

日本庭園や料亭などで目にする鹿威し(ししおどし)

◆手水鉢(ちょうずばち)、蹲(つくばい)

「手水鉢」は元来、神社などで手や口をすすぎ身を清めるための器をさします。のちに茶の湯の世界に取り入れられるようになり、手水鉢の傍に前石(手水鉢を使うときに乗るための石)などの役石を添えた「つくばい」という独特の形が広まりました。つくばいは、本来は茶室に付随する庭(露地)に作られるものを指しますが、日本庭園の雰囲気を演出するために茶室を伴わない一般的な日本庭園に造られることも多いようです。

手水鉢

手水鉢

竜安寺のつくばい

竜安寺のつくばい。約石と呼ばれる石が周囲に配置されています。

◆水琴窟(すいきんくつ)

手水鉢のそばの地中に、逆さにし底に穴をあけた甕(カメ)などを埋め、その空洞に水滴を落下させることで起こる音の反響を楽しむ仕掛け。地中にあるため、なかなかその仕掛け自体を目にすることはありませんが、澄んだ音を楽しむことができます。繊細な音であるため、「聴き竹」と呼ばれる音を聞くための竹筒を地中にさしてある仕様のものもあります。

水琴窟

聴き竹のある水琴窟

◆灯籠(とうろう)

伝統的な照明器具である灯篭。ろうそくなどを入れて灯りをともすためのものですが、観賞用として設置されることも多いようです。

石灯籠

石灯籠

◆枯山水(かれさんすい)

枯山水は日本庭園様式のひとつ。水を用いることなく、石などの高低差や砂利に描いた紋様で水の流れを表現した庭のこと。京都の龍安寺や銀閣寺などが枯山水の庭園としてよく知られています。

枯山水

枯山水

呼び名も美しい和のエクステリア。その由来や用途を知ると、また違った見方で楽しめるのではないでしょうか。日本庭園を目にする機会があれば、ぜひじっくりと鑑賞してみて下さい。

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