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用途や目的に合わせた「目隠しフェンス」の選び方

日本の住宅密集地では、お部屋やお庭など敷地内にいるにも関わらず外からの視線が気になってくつろげないというケースも少なくありません。プライバシー確保のために、お住まいに目隠しフェンスを後付けしたいというご要望をいただくことも多いです。

目隠しフェンスを検討する際には、どこからの視線をどの程度遮りたいのか、お部屋やお庭でどのように過ごしたいのか、お住まいの印象をどうしたいのか、よく考えておくことが大切です。【イエソト広報・中尾】

◆目隠しフェンスとは

敷地の境界線を明確にする目的でフェンスを設置する場合は、コストを重視してメッシュタイプ等が選ばれることが多いです。

イーネットフェンス 3F型

イーネットフェンス 3F型

目隠しフェンスは、メッシュタイプ等に比べると隙間が少なく気になる視線をカットする効果が期待できます。使用するアルミの量も多くなるため、少し割高な場合が多いです。

ミエーネフェンス 目隠しルーバータイプ

ミエーネフェンス 目隠しルーバータイプ

隙間がなく目隠し率100%のものもありますし、格子状で隙間のあるデザインもあります。どの程度目隠ししたいかによって選びましょう。

シンプレオフェンス6F型 縦目隠し

シンプレオフェンス6F型 縦目隠し

 

◆最適な高さの選び方

ただ闇雲に目隠しフェンスを設置してしまうと、高さが不十分だったり逆に大きすぎて威圧感が出てしまったりすることもあります。最適な高さを考えましょう。

 

目線の高さや方向を確認

お住まいが道路よりも高い位置にある場合は、通行人の目線は低い位置にあるので、フェンスの高さもそこまで必要ないでしょう。1段フェンスでも十分に隠せることもあります。

隣家からの視線が気になる場合は、窓の高さまでしっかりと覆う必要があるかもしれません。お住まいでどのように過ごしているときに、どの高さどの向きからの視線が気になるのか、実際に道路側等から見て確認しましょう。

LIXIL フェンスAA サイズ展開

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お庭で立って作業するときに視線が気になるのか、ガーデンチェアに座ってくつろぐときに気になるのか、それともリビングの中にまで視線が届くのか…どういったシーンに目隠しが欲しいのかも考えてみてください。

ブロックの上に設置するのか独立基礎で設置するのかによっても、同じサイズのフェンスでも隠せる高さが変わってきます。

 

2段フェンス・高尺フェンス

立った時の頭の上の高さまでしっかりと覆いたい場合には、2段フェンスや高尺フェンスを選びます。

2段フェンスや高尺フェンスは、強度上1段フェンスよりも柱が太くできています。そのため、ブロックの上などにたてることができず、独立基礎で設置します。2mを超えるとかなり圧迫感も出てしまいます。3mまでは一般的なアルミフェンスで対応できますが、日照の問題も出てくるので必要最低限の高さに抑えるのが安心です。

ミエーネフェンス 目隠しルーバータイプ 2段支柱 自立建て用

ミエーネフェンス 目隠しルーバータイプ 2段支柱 自立建て用

 

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◆どこまで隠すべきか

必要以上に広く設置するとコストがかかり圧迫感が出てしまうこともあります。高さ同様に、囲う範囲もまずは必要最小限で考えてみましょう。

 

玄関前のアクセントも兼ねた目隠し

例えば、玄関を開けたときの視線が気になる…というのであれば、玄関まわりにだけ。お住まいのアクセントにもなり、おしゃれに見えます。

リレーリア フェンス2N型 間仕切柱施工

リレーリア フェンス2N型 間仕切柱施工

 

目線の高さ上段だけの目隠し

程よく開放的な雰囲気を保ちつつ目線の高さだけを隠すのであれば、上段だけのフェンスを選ぶ方法もあります。

ミエーネ目隠しルーバーフェンス 上段のみ設置 自立建て用

ミエーネ目隠しルーバーフェンス 上段のみ設置 自立建て用

 

◆リビング前の目隠しは採光性を考えて

家族が長く過ごすリビングは、採光性も大切。目隠しフェンスを設置したことにより、お部屋が暗くなってしまってはもったいないですね。

ポリカパネルタイプなら、採光性も確保できます。

シンプレオフェンスP1F型 目隠しポリカパネル 自立建て 2段支柱

シンプレオフェンスP1F型 目隠しポリカパネル 自立建て 2段支柱

 

◆お住まいをおしゃれに演出する木調タイプ

一口に目隠しフェンスといっても、デザインやカラーも様々です。お住まいの雰囲気にも合ったものを選びましょう。

 

アルミ型材の無機質なデザインがあまりお好みでない場合には、木調デザインの目隠しフェンスがお勧めです。

モクハイフェンス フリーポールタイプ

モクハイフェンス フリーポールタイプ

◆フェンス以外の目隠し方法

隠したい場所によっては、目隠しフェンス以外のものが適している場合もあります。

 

テラス屋根+前面パネル

お洗濯物干し場の目隠しには、テラス屋根とオプションの前面パネルの組み合わせはいかがでしょう。

ちょうど立って干す作業をするときの目線の高さを隠せます。お洗濯物のシルエットもぼかすことができます。屋根があることで、向かいのマンションなど上からの視線もカットできます。

 フーゴF 独立テラスタイプ


フーゴF 独立テラスタイプ

 

窓シャッター

お風呂や脱衣場の目隠しには窓シャッターも便利です。

可動ルーバータイプなら、気になるときにはしっかり隠し、

目隠し可動ルーバー

目隠し可動ルーバー

換気したいときにはルーバーを動かして風をとりこむことができます。

目隠し可動ルーバー

目隠し可動ルーバー

 

ストックヤード

勝手口まわりの目隠しには、ストックヤードも検討してみてはいかがでしょう。人目を気にせずお部屋から行き来できます。屋根付きなので、お天気も気にせず活用できる便利な空間です。

ゴミの一時置き場や荷物置き場などとしても活用できる、目隠しを兼ねたマルチスペースです。

ストックヤード

LIXIL スピーネストックヤード

 

◆まとめ

境界線を区切るためのフェンスとは違い、隙間が少なく視線をカットできるデザインの「目隠しフェンス」。横板デザインや格子デザイン、アルミ型材色のものや木調カラーなど、デザインやカラーも豊富なので、どの程度目隠ししたいかといった希望やお住まいの雰囲気に合わせて選びましょう。

高さや囲う範囲は、コストや圧迫感を抑えることも考えてなるべく必要最小限から検討してみましょう。

隠したい場所や用途によっては、目隠しフェンスではなくテラス屋根や窓シャッター、ストックヤードなどが適している場合もあります。まずは、どこからの視線が気になるのか、お部屋やお庭でどう過ごしたいのか等をよく考えて整理してみてください。

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