狭いお庭を広く見せる！広く使う！外構づくりのアイデア

都会の住宅密集地では、なかなか広いお庭を確保するのは難しいですね。せっかく手に入れた一戸建てが、手狭に感じられたり使い勝手が悪かったりすることもあるでしょう。

外構づくりを工夫すれば、狭いお庭を広くみせたり、実際にスペースを広げて使い勝手をよくしたりもできますよ。【イエソト広報・中尾】

採光性を重視する

オープン外構にする

高い塀で囲まれたお庭は、暗く圧迫感のある印象。余計に狭く見えてしまいます。広く見せるには、光を取り入れることが大切。少しでも広く見せるには、門扉やフェンスなどを境界線を設けないオープン外構や、一部だけを囲うセミクローズド外構がお勧めです。

開放的な印象のオープン外構

開放感のあるフェンス

クローズド外構を選ぶ場合は、圧迫感がなく光や風を通すタイプのフェンスを。広々とした印象を保ちながら、お子様やペットの飛出しなども防ぐことができます。

通風性・可視性を確保しながらしっかり囲う「ミエッタフェンス」（クリックで商品ページへリンク）

目隠しフェンスは採光性を重視

目隠しとしてフェンスを取り入れたい場合は、高さがある分どうしても閉塞感が出てしまいがち。目隠しフェンスは、採光性を重視したポリカーボネートタイプなどいかがでしょう。気になる視線はカットしつつ、明るい印象も保ちます。

サニーブリーズフェンスS型。採光性のあるタイプで圧迫感ない仕上がりに。

奥行きを錯覚させる

植栽は高低差で動きを出す

シンボルツリーや植栽をうまく利用し、奥行きの感じられる空間を演出しましょう。同じ高さのものを揃えるのではなく高低差のあるものを取り入れることで、実際よりも奥行きが感じられるようになります。

ファンクションユニット ウィルモダン 植栽にも調和する木調フレームタイプ

玄関アプローチに曲線を取り入れる

玄関アプローチの小道などは、直線ではなく曲線を取り入れることでより奥行きのある印象になります。

曲線をとりいれた玄関アプローチ

膨張色を利用する

同じ大きさのものでも、色によって大きさが変わって見えることがあります。洋服を買う際に、着やせして見えるダークカラーを選ぶこともありますよね。お庭を広く見せるには、その逆。広がりの感じられる膨張色を利用するのがお勧めです。

ホワイト系のウッドデッキ

広がりの感じられるホワイトのウッドデッキ。光を反射して室内まで明るく感じられることも。

タカショー　エバーエコウッド　ホワイト

活用できるスペースを広げる

空間をいかに広く見せるかという錯覚を利用した方法だけではなく、ちょっとしたデッドスペースを使いやすく変えたり、敷地を上下二倍で使ったりと実際にスペースを広げる方法もあります。

ウッドデッキでデッドスペースをなくす

使いづらい裏庭、隣家との間の通路などにウッドデッキを。お庭単体では使いづらくても、お部屋の延長として考えれば便利な空間に。室内からの眺めにも広がりが生まれます。

プランターなどを置いて緑を取り入れても良いですね。

斜面に囲まれた使いづらいスペースが広々とした第二のリビングに

後付けバルコニーで空間を二倍活用

バルコニーはお住まいに後付けすることができます。日当たりのよい2階部分をお庭がわりに。階下もテラスや駐車場として利用できるので、空間を2倍に活用できます。

「バルコニー」アクトステージA型 細格子 柱建て式。

バルコニーの床がウッドデッキの屋根を兼ねています。

全体のバランスも大切に

「オープン外構、植栽で高低差、曲線の小道、ホワイト系のウッドデッキ…」と広く見えるアイデアを詰め込んでも、全体の仕上がりがちぐはぐなでは元も子もありません。また、お住まいの状況やお部屋から見える景観などによっても、どういったお庭づくりをすればよいか微妙に違ってきます。

例えば、ウッドデッキは室内のフローリングの色と合わせた方が統一感のある仕上がりになり、お部屋からの広がりが感じられる場合もあります。お部屋からの景観にごちゃごちゃした印象の商業施設などが飛び込んでくる場合、オープン外構にするよりもクローズド外構にして、植栽で広がりを錯覚させる方が広く感じられる場合もあります。

お住まいの状況にあったアイデアを取り入れましょう。

また、「和風」「北欧風」「シンプル」「モダン」など好きなテイスト、目指す方向性を明確にしておくことで、全体のバランスの良いお庭づくりができます。