小型物置の安全対策。転倒防止工事とは？【物置DIYのすすめ5】

おはようございます。エクスショップバイヤー担当の山田です。先日、実施したエスモの追加工事です。転送防止工事は当日中に終わらず後日実施になりました。母曰く、風が当たるところではないので大丈夫！とのことですが、勉強と安心のため転倒防磁工事を実施してきました。

１）そもそも物置の転倒防止工事とは？

9-0転倒防止のため、アンカー金具を地面に埋め込みます。

物置の転倒防止工事とは、物置や家屋などと固定し、強風などによる転倒を防止する工事です。突風や台風などの強風により物置が飛ばされた、あるいは、ずれてしまったといった現象を防ぐ効果があります。転倒防止工事には、ワイヤー式とアンカー埋め込み式の2種類がありますが、エクスショップではアンカー埋め込み式を標準としています。

２）転倒防止工事の金具はコレ。小型物置には特に推奨します。

9-1転倒防止金具は約30cmほど長すぎる場合はカットする場合もあります。

メーカーさんより形状が異なりますが、ヨドコウさんの小型物置 エスモに採用されている転倒防止工事用のアンカープレートは写真のようなL字のアングルです。コンクリート面にプラグを打ち込む方式と、地面に埋め込ん固定する方式での両方で使えるようになっています。標準で物置価格に金具が含まれています。ご自身で後から転倒防止工事を実施すれば価格も抑えることができ経済的です。なお、大型な物置に比べ小型の物置のほうが風の影響が受けやすく奥行が1メートル未満で高さが1.5メートルを超えるものは特に推奨します。

実際、先日設置した小型のエスモシリーズに転倒防止工事を実施しましたのでその施工方法と内容をご紹介します。今回の設置個所は地面が土の状態になります。コンクリート面の場合は、別の工具が必要になりますがもう少し楽に設置ができます。

9-2写真の位置は物置に、向かって右側の後ろです。

写真の位置は物置に、向かって右側の後ろです。転倒防止工事は隅の4か所に実施するのが一般的です。排水溝やマスなどどうしても設置できない場合は、実施可能な場所に可能な限り数多く実施します。

9-3一旦ビスを外し、アンカー金具を一緒に止めつけます。

一旦外ビスを外しアンカープレートを取り付けます。設置場所やブロックの厚みによりますが埋め込みは約10cm〜15cm程度になります。

9-4インスタントセメントとして販売されているものを利用すると手軽で簡単です。

セメント一袋は25kg単位なので、大量に要らない場合は水を混ぜるだけでセメントができるインスタントセメントなどが便利です。転倒防止工事4か所を工事するにはちょうど良い量に調整できます。（余ってしまっても処理に手間がかかってしまいます。。。）

9-5今回は混合が手間だったのでインスタントセメントで練り込みます。

今回は混合が手間だったのでインスタントセメントを購入して練り込みます。このまま練り上げたものをモルタル、砂利を入れたものをコンクリートと呼びます。転倒防止工事には、強度面よりも重量が必要になりますのでモルタル・コンクリートのどちらでも問題はありませんが、一般的に砂利を入れたコンクリートが使用されます。

9-6流し込んで上からその上にレンガをおいて、隠します。

そして練り上げたコンクリートをどさっと流し込みます。このコンクリートが転倒防止工事の重しと地面から金具が抜けにくくなる作用を持ちます。
費用・価格を抑えるために転倒防止ご自身で実施する場合は、上記のような作業が必要になります。敷地の角や家屋の端に設置する場合、転倒防止工事があとからでは手が届かない場所になってしまったり、倉庫が邪魔をして工具が入らないなど実施できない箇所がありますので、物置設置検討時に考えるようにするとスムーズです。

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