物置の耐用年数を伸ばす安全のため知っておきたい5つのポイント

物置、便利ですよね。どこでも置けて、抜群の収納力で整理整頓をする上では欠かせないものです。しかし、そんな万能の物置も設置場所次第では安全を脅かしたり、すぐに壊れてしまうってご存じでしたか？今回はそんな物置の設置場所と扱いのタブーについてご紹介します。

物置の危険な置き場所、それは、屋上です。地上に比べて風の強い屋上は地面よりも固定する箇所が少なく倒れる可能性が高くなります。物置の転倒は物置自体の破損、そして事故にもつながりかねないので、屋上への設置は避けましょう。

物置きを屋上に設置するのは、危険です。

「風くらい大したことない。」と考えている方。近年、異常な勢力の台風が何度も日本に上陸しています。台風により物置が飛んで行ってしまった例もあります。（台風で屋上の物置が飛ばされる様子）壁板一枚だけでも10kg強あるものが宙を舞えばそれはただの凶器です。これが人や物に当たると、責任はすべて所有者にかかってきます。自他の安全を守るためにも、設置場所に対する見方を改めましょう。

家の屋根から雨水や雪が、直接屋根に落ちる場所には設置しない

家の屋根から雨水や雪が落ちる場所への設置も避けるべきです。物置は基本的に雨の侵入を防ぐ設計になっていますが、それは自然の降雨に対してです。屋根の淵の下はその屋根に降った雨が流れてくるため、設計の許容を超えた雨水が物置に降りかかり、物置内に雨水が侵入する可能性があります。

こういった事態を避けるために、物置を完全に軒下に隠すか、建物から離して設置することを推奨します。平屋根の家の場合も同様で、屋根向きを考慮して設置する必要があります。

雨水や雪が屋根に直接落ちてくるような場所は、物置の設置場所には適しません。

崖の淵や風当たりの強い場所には設置しないでください。前述しましたが、自然の驚異というものは人間の理解の範疇を超えてきます。風も例外ではありません。普段から風当たりの強い場所に物置を設置していると、台風時にはとてつもない力の風が吹き付け、倒れたり、飛んで行ったりして大きな事故につながります。どうしても風当たりの強い場所に設置したい場合は、背の低いタイプの物置を複数置くなど工夫して安全性の確保をしてください。

崖のふちや風当りの強い場所などには物置を設置しないで下さい。

物置の屋根に何か物を置いたり、物置に何か立てかけたりしているのをよく見かけます。屋根に物があることにより、水が溜まりやすくなります。水たまりは錆などの原因になります。横に物を立てかけるのもNGです。壁のパネルは横からの衝撃に弱く、破損の原因になります。

屋根の上に乗ったり重たいものを載せたりしないで下さい。

バルコニーなどの避難経路に当たる場所にも、決して設置しないで下さい。物置は何も入れていない状態でもかなりの重さがあり、緊急時に簡単に移動させることができないので、逃げ遅れの原因につながります。地上階でも、避難経路の邪魔になるところは避けるべきです。

緊急時以外でも、基本的に通路を妨げるのはやめておきましょう。通路に置くとせっかく便利な物置もただ邪魔なものになってしまいます。

避難路の邪魔になるような場所には物置を設置しないでください。

以上、物置の耐用年数を伸ばす、安全のため知っておきたい５つのポイントでした。

ヨド物置　エルモ　　適切な場所に設置することで耐用年数も長くなります。

まとめると

1.破損を防ぐ為、建物の屋上には設置しない
2.家の屋根から雨水や雪が直接屋根に落ちる場所には、設置しない
3.崖のふち、風当りの強い場所には設置しない
4.屋根の上に物を載せない、自転車・物を立てかけない
5.バルコニー等の避難通路にあたる場所には、設置しない
です。一番身近なタブーは4つ目かと思います。新品の頃はきれいに使おうとしますが、慣れてきたころには屋根の上や側面に物が乗っていたりするのではないでしょうか？新品じゃなくなったから雑に扱うのではなく、年数がたってきたからこそ愛着を持って物置を丁寧に使って頂けると幸いです。